住宅の耐震リフォーム

わが国は地震大国といわれていますが、2011年に発生した未曾有の東日本大震災では、はからずもそのことが証明され、いわゆる旧耐震基準の時代に建てられた多くの住宅が倒壊するなどの被害に遭っています。

こうした被害をふたたび繰り返さないようにするためには、古い時代の建物については耐震診断を受けて安全性を確認したのち、もし不十分な箇所があれば、耐震リフォーム工事によってすみやかに補強することが必要となります。

耐震診断や耐震リフォームの工事費用などについては、住んでいる自治体のサービスとして補助金・助成金を支給しているケースも多いことから、経済的な理由でリフォームを躊躇している場合には、自治体の窓口に相談してみるとよいでしょう。



こうした耐震リフォームの方法はいくつかありますが、耐力壁の設置はポピュラーな方法のひとつです。

これは、地震の揺れに対する強度の足りない壁に斜めにすじかいを追加したり、サッシや玄関口などの開口部に新たな壁を設置して強度を高めたりするものです。また、地震による負荷を受け止める基礎の部分の補強も方法のひとつに挙げられます。



具体的には、強度不足の古い基礎にコンクリートを追加したり、ひび割れ部分を注入剤で補修するなどの工事を行います。


さらに、昔ながらの重い瓦屋根などを軽い素材に改めることによって、建物の重心を以前よりも低くして、地震の揺れに対する建物の振幅を抑えるといった方法も、耐震リフォームとして比較的よく用いられているものです。